いつも、「女だらけのクイズ大会」をご贔屓にしてくださっている皆様へ
大会長の荻島です。久しぶりのエントリー、 長文となりますがご容赦ください。
毎年夏の恒例行事として、熱く、楽しく、かけがえのない1日となる大会を開催するため、
今年も打ち合わせや問題作成を始めておりました。
前回大会でも、「来年の8月29日にお待ちしています」と申し上げたことは
脳裏にはっきりと残っています。
しかしながら、本当に残念で、やり切れない怒りすら混じる複雑な気持ちで申し上げますが、
「2020年 第25回 女だらけのクイズ大会 は
中止(1年延期)とする」
ことを決定致しました旨、ご報告致します。
この判断に至った主な理由としては以下のようなものがあります。
①コロナ禍第1波は抑制されつつあるもののまだ終息したとは言えず、
準備段階も含め、それなりの規模の集会は社会的にも容認されないこと。
②人と人との距離が気になる中でこの大会の大きなコンセプトである
「全員登壇」の実現は厳しく、これを変えてまでの開催は現段階では望まないこと。
③この大会には例年お子様連れや遠路はるばる参加する方もある中、
仮に開催できたとしても、長距離移動や子供の感染リスクを考慮したときに、
そのような立場の方の参加する意欲を削ぐことになりうること。
④ここ数年参加者が増加しつつある中・高・大学生は夏休みが短く
参加しにくいこと。
様々な催し、イベントが次々と中止・延期の表明がされていることに横並びしての判断ではなく、
この大会の位置づけ、空気感や、勝手に僕たちが感じている期待(笑) など
様々な観点において議論し、この決断をするに至りました。
1996年の第1回以来24年間、1年も空かず開催してきた伝統を途絶えさせることは、
現大会長として忸怩たるものがありますが、みんな元気に過ごして、
いつかまたその機会に巡り会えることを考えれば、やむを得ないのか…と自分達を納得させています。
来たる晴れやかな日に思いを巡らせて、新しいスタンダードを取り入れた
年に一度の熱く和やかな新しい空間を作るためには、何が必要なのか。
これまでの既成概念に囚われないやり方を考える時間が与えられたんだと
そう言い聞かせて、今日からできることを一つずつ進めて行きます。
はじめて端役スタッフを務めた頃から比べれば、こんなに使命感に燃える
やくがらを与えられていること自体、幸せを感じています。
ルキノ・ヴィスコンティの名作「若者のすべて」では、アラン・ドロンが
より強くなるために、100倍の努力で自分を生まれ変わらせるんだ と涙を流しました。
僕たちも、同じような心境です。
次の機会には、不安なく皆さんをお迎えできるよう健やかに過ごしつつ、
エネルギーと小ネタを溜めておきたいと思います。
またいつの日か会える日が必ず来ますので、その日を楽しみにしています。
大会長 荻島 徹